最近は、おかげさまで慌しく過ごさせていただいております。
少し疲れ気味でしたので、昨日は自宅でのんびり読書。
「立志の経営」 を読み直してみました。
著者の中條さんは、営業本部長として
アサヒビール奇跡の復活の陣頭指揮を執った方です。
今からは考えられないことですか、
30年前のアサヒビールはシェア10%を割り込み、
瀕死の状態に追い込まれていました。
当時、絶対的存在のキリンビールはシェア63%
アサヒの実に6.7倍です。
「なんだかんだ行っても、ウチは名門だし、資産もあるから大丈夫」
アサヒビール社員に蔓延る「名門意識」と「大企業病」
中條さんはじめ経営陣は、
現実を一気に覆すほどの徹底した生まれ変わりを図ります。
伝統の 「日の出ラベル」 との決別
「吾妻橋工場」 の売却
「リストラ」 の断行
「もう後はない」 と自ら退路を断ち、全社で危機意識を共有し、
技術者、営業一体となり
「ビールは生で飲むのが絶対に美味しい」
との信念のもと開発した商品が「スーパードライ」です。
これが爆発的な売れ行きを示し、
二年後にはシェア20%台へと躍進。
アサヒビールは奇跡の復活を遂げ
今ではキリンビールと互角に渡り合っています。
この本は、志を立てることの大切さを教えてくれるとともに
小が大に挑むことの道筋を示してくれる本です。
約10年ほど前、中條さんが新城で講演。
その時に購入した
機会がありましたら是非(^^)