一軒まるごとLEDは本当に良いのか


住宅照明でもすっかり浸透してきたLED照明。

長寿命・省エネを大きな利点としており、照明メーカーさんにプラン依頼をしても
ほぼ全ての器具がLEDでの提案となっています。
しかし一軒まるごとLEDって本当に良いのか悩むところです。

カタログを見ていても「LEDの寿命は40,000時間と長いのでランプ交換は必要
ない」としてランプ交換不可(=器具一体型)のダウンライトがほとんどですが、
寿命があるのだから交換は必要なはず。

じゃあ実際交換が必要になったらどうするのか?

基本的には、寿命がきたら器具ごと取替えになるようです。

というのも、LEDの寿命約40,000時間は「一日平均10時間点灯」の想定で約
10年間の寿命となり、これは照明器具自体の寿命でもあるとのこと。
ランプと器具どちらも同じくらいの寿命なので一緒に取り替えてください、という
ことのようです。
(ユニットの交換ですむ製品やランプ交換可能なものもありますが、現状では選
べる幅が少ないです)

なるほどなーと思いましたが、ダウンライトのように天井に穴をあけて設置のもの
だと、実際問題10年に1度のペースで照明器具を取り替えるのは大変なこと。
そのたびに電気工事?と考えると、私ならちょっと面倒だと思ってしまいます。

私たちの設計では基本的にダウンライトを使用しますが、それ全部をLEDではオ
ススメしかねるので、リビングや個室などよく使う部屋でランプ交換が容易な箇所
には蛍光灯ダウンライトを、高所やあまり使用しない箇所・屋外などにはLEDを採
用し、私たちの考える適材適所で提案しています。


LED照明はこれからもっと種類も増えて、より使いやすい製品が出てくると思うの
で、そうなったときには一軒まるごとLEDも検討できるのかもしれません。
今後に期待です。



<2012.04.02 ディクタ建築事務所 大澤明日香>
by dikta | 2012-04-02 18:39 | 設計のこと | Comments(0)


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