白波看板


今日は土用の丑の日です。

この日に読みたくなるのが、池波正太郎さんの「白波看板」。
30ページほどの短編小説です。

白波とは泥棒のことで、つまり「泥棒看板」という意味。

主人公は全国的な組織を持つ泥棒の首領。

この大泥棒が街で見かけた女乞食(お薦さん)の善行にいたく感心し、
しきりに固辞する乞食と一緒に食事をするお話です。

この時、お薦さん(乞食)が食べてみたいとリクエストしたのがうなぎ料理です。
私はお薦さんがうなぎを食べるシーンがとにかく好きで、繰り返し読んでいます。

問われるままに答えるお薦さんの身の上ばなしに、
やがて大泥棒は顔面蒼白となってしまいます。

お薦さんと分かれた後、大泥棒の取った行動は・・・

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この小説は「にっぽん快盗伝」に収められているのですが、
「鬼平犯科帳」の番外編とも言うべき短編集です。

どの物語も、盗賊がわからの視点から描かれていて
盗賊のくせに妙に律儀であったり、ユーモラスであったりと
悪党どもの織り成す人間模様が滑稽で楽しい作品です。
by dikta | 2014-07-29 12:48 | 本のこと | Comments(0)


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